挨拶
更新日:9月10日
はじめに
当道場では、できるだけ堅苦しいことは少なくしようと考えています。しかし、子供たちはまだ未熟で、学びの場における適切な態度ができていない場合があります。あくまで私の基準ですが、それが度が過ぎる場合にはやはり堅苦しいことも言わなければなりません。
先日、道場に遅れて入ってきた子がいました。その時、挨拶の声が聞こえませんでした。そこで、「元気よく挨拶してね」と伝えると、その子は「さっき言いました」と言いました。まるで、なんで聞くのかと言いたいかのように返してきました。しかし、私には挨拶の声が聞こえなかったので、「いつ言ったの?」と尋ねると、「そこのドア入ったとき言いました」と返ってきました。道場のある部屋と隣の部屋との間には、1m半ほどの狭い通路があります。その通路に入った時に言ったというのです。少し大きな声を出せば聞こえる距離ですが、彼女には必要と思っていないようだったので、少し話をしました。
挨拶は心を伝えるもの
挨拶は非常に重要です。ただ言葉を口にするだけでは、残念ながら、ただの作業になってしまいます。それでは、ほとんど意味がありません。挨拶をする際、どんな気持ちで相手に伝えようとしているかが大切だと思います。
この道場にいる皆は、家族ではないけれど、一緒に稽古をする仲間です。だから、道を歩いている見ず知らずの通行人とは違って、もっと親しい関係だと思ってください。
この親しい仲間たちと「一緒に稽古するぞ!」という気持ちを伝える挨拶を意識してください。と伝えました。
気持ちを伝える
改めて思い返してみると、ずいぶん不親切な説明だなと感じたので、補足のために加筆修正します。
気持ちを伝えるにはどうすれば良いでしょうか?笑顔であるに越したことはありません、そして、大きな声であるに越したことはありません。ですが、それらはあくまでテクニックです。もっとも大事なのは、この時、この場所で合気道をする選択をしてくれてありがとう、という感謝の気持ちを言葉に乗せることだと思っています。
礼に始まり礼に終わる
道場内での挨拶=感謝の気持ちを乗せる、と考えた時、この状況を端的に表しているのは、武道を嗜んでいる方なら当然の所作である、稽古前の「お願いします」と稽古後の「ありがとうございました」です。改めて考え直すと、言葉だけでなく、頭をさげることまでしています。その言葉と所作が示している通り、その挨拶の根底には”感謝の気持ち”があると思っています。
10歳から合気道を初めて、今年で37年目になります。常に”道”とつく場に身を置いていましたが、その間どれだけの挨拶と礼を交わしてきたことだろう?その全てに感謝の気持ちを乗せることができただろうか?恥ずかしながら、このブログを書き直しながら、すべてではないなあと思い返しています。
このことに気づいてから、道場で挨拶、礼をするときは、今まで以上に気持ちを伝える行動を意識しています。
そして、日常的に常に(恒に)感謝の気持ちを乗せた礼(挨拶)をできるようにしたいですね。
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