佐々木先生の教えの特徴は、難しいことを簡単に伝えようとしてくれていることだと、私は思います。例えば、様々な教えを短歌調にまとめて、分かりやすく示してくれています。
川崎先生が、ある時佐々木先生と一緒にお風呂に入っている時に、ふと口ずさんだ歌があります。
人の世は 縁の糸の 絡み合い 手繰る幸せ また不幸せ
生き生きと 価値ある道を 歩むには 身は美しく 心は軽く
山高く 険しき道の 人の道 学び鍛えて 人に仰がぬ
河上を 尋ねてみれば 一雫 海に向かいて 流れ大きく
特に最初の一節は、人生の歓喜と悲哀を表現した、素晴らしい一節だと思います。
後日、川崎先生がこの歌のことを佐々木先生に言うと、そんなこと言ったかな?と大真面目に言われたそうです。そういう、飄々としたところも、佐々木先生の魅力だったのだと感じます。
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