演武を終えて(No.01)
- hero grapple
- 6月26日
- 読了時間: 2分
演武会を終えての振り返り・・・
改めて、演武会を振り返って、
正直な感想として、楽しかったの一言。
受けも取りも集中できていたのだと思う。動きに迷いがなく、間合もお互いに意識していた。武産館の特徴である、武道の極意は姿勢と間合い、を体現できていたと思う。瞬間瞬間に反応して技をつなげていけた、と感じている。
特に今回の演武で意識した点は、どの技も必然であること。
わざわざその技をしている、ということがないように、
例えば、最初の横面打ちからの四方投げ。受け側が横面打ちをしたくなるような動き、から、入り身の方向を変えて、技につなげていくこと、そして流れを止めないために、攻めを待つのではなく、自分から攻めていくことを意識していた。
自分自身の技としては、手前味噌ではあるものの、満足いく内容だった。
ところで、周りに与える影響という観点ではどうだっただろうか?
どういうことかと言うと、ある程度の年齢になって、自分が他の方々を率いる立場になった時、演武前皆に「さあ!空気変えよう!!」と声をかけている。
これは、私が高校の時に柔道をしていた時の経験からきている。
和歌山県大会の決勝戦、静まり返った武道館の中では、両者の息遣いと組手争いをするわずかな衣擦れの音だけ、決勝までの喧騒は嘘のように、選手の一挙手一投足に会場全体が注目している。そして勝負が決した瞬間、勝者と敗者が決まり、会場が歓声に包まれる・・・
今でも記憶に残っている情景、自分は当時その決勝の舞台に立てるほどの選手ではなく、ベスト8止まりだったため、ただただ、その時間は悔しさとも、安堵とも言えない心持ちで過ごしていたことを覚えている。一つ言えるのは、選手たちが、楽しそうだな!と感じたこと。
合気道には試合がないので、勝ち負けを決める緊張感のようなものを意識することがない。なので、演武会では、悪く言えば、退屈になる。
自分達の演武はどうだったろうか?何か観た方々に少なからず影響を与えることができただろうか?
自分ではその答えはわからないけれど、今後の目指す方向性はそのような空気感をもった演武をすることだろうか?そこを追求していきたい。
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