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滝行と姿勢
毎年正月の京都は、山あいでは雪も残り、氷点下を下回る気温である。当然、滝を流れる水は、身を切るほどの冷たさである。そのような厳しい環境の中に敢えて身を置く、そこに何の意味はあるのか?その意味は人それぞれであるが、私にとっては、新年の気持ちを新たにする場であり、日々稽古で心がけている、姿勢の維持を修行する場であると考える。
滝行においても、良い姿勢ができてから入らなければ、水量や冷たさに体が負けてしまい、体が丸まってしまう。体が丸まらないように、肚とお尻の穴を締め、肩は力を抜きリラックスする。この状態さえ意識できていれば、滝に打たれても、震え一つ、鳥肌一つ立たない状態となる。
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